ー国吉さんが現在取り組んでいるお仕事について教えてください。
ソウルドアウトグループの株式会社サーチライフは、広告代理店を始めとする広告会社様の支援に特化しています。全国各地のさまざまな広告会社様をお客様として、大きく人材育成と広告運用代行の2軸でサービスを展開しております。その中で、私は、広告運用代行を専門としています。
広告代理店は通常、自社で広告の運用をしています。しかし、リソースやノウハウの不足に苦しんでいるところが多いため、私たちのサービスをご利用いただいています。広告運用業務はアカウントの構成、入札、レポーティング、コンサルティングなど多岐にわたることから、一人の担当者では運用しきれない現状があります。そのため慢性的にリソースが不足してしまうといった課題をお持ちの企業様は多くいらっしゃいます。
また、すべての案件にベテラン担当者をつけるのは難しいので、得意分野以外の案件も担当しなければいけなくなります。すると経験のない新人が一人で担当しなければならないことや、専門外の広告を運用することになるなど、ノウハウが不足してしまうこともよく伺う課題の一つです。
この現状を好転させるために、サーチライフでは、案件のすべてをお任せいただいたり、広告運用の部分だけを外注で請け負ったり、その分野を得意とする経験豊富な運用人材をアサインする形でサービスを展開しています。
ー具体的にはどんなことをするのですか。
やっていることは大きく、お客様とのコミュニケーション、オペレーション、コンサルティングの3つです。もともとはオペレーションのアウトソーシング業務を得意としていましたが、そのほかのニーズが大きくなったことに伴い、新しいサービスができました。その中の一つが、広告運用代行サービス『CUSTA(カスタ)』です。オペレーションに加え、コミュニケーションやコンサルティングについても、広告運用担当者が困っている部分に対して自由にカスタマイズできるサービスです。
Yahoo! JAPANやGoogleのほか、SNS広告などにも対応しているので、そのうちどれかの広告運用をお任せいただくこともできます。また、不動産やエステサロン、EC、飲食店など、幅広い業種の案件に対応もできるので、広告運用担当者の不得意な分野だけを任せていただくことも可能です。
お客様の困っている部分にのみサービスを提供できるため、少額から利用できるのが特徴です。案件の特性や予算感などをあらかじめ話し合い、合意をとってから支援するので、お客様もサーチライフも収益を確保できる仕組みです。
CUSTAを使うことで、代理店にとっては、これまでリソースが足りずに断ったり他社に紹介したりしていた案件を、自社でも対応可能になるというメリットがあります。その結果、代理店に依頼をする事業主様もデジタル広告、テレビ、雑誌とメディアによって依頼する代理店を変えることなく、一気通貫して、全てを一つの代理店に任せられるようになります。
私たちのグループ全体の想いは、中小・ベンチャー企業を支援すること。サーチライフが広告運用代行で直接支援する広告代理店様も中小・ベンチャー企業が多いですし、そのお客様もまた中小・ベンチャー企業がほとんどです。このサービスを使っていただくことで、より多くの企業を支援することができると考えています。