ー 株式会社WACULの事業内容を教えてください。
「テクノロジーでビジネスの相棒を一人一人に」というビジョンを掲げ、AIなど最新の技術を使って、さまざまな業務をサポートするサービスの開発・提供に取り組んでいます。その中でも現在は、デジタルマーケティングのサポートをするサービス「AIアナリスト」の提供に力を入れています。
ー AIアナリストとはどんなサービスですか。
AIアナリストは「Google Analytics」※1と連携し、AIが自動でWebサイトの改善を提案してくれるサービスです。提案する内容は、問い合わせフォームの位置の変更、CVR※2が高い特定のページへの流入強化など、具体的なものばかりです。成果予想も具体的な数字で表示するので、コストと成果のバランスを考えながら改善に取り組めます。
AIアナリストの他にも、SEO※3対策を自動化するサービスや、記事コンテンツを自動で生成するサービスなど、AIを使ったデータの分析を基盤に据え、「ビジネスの相棒」として使っていただけるようなサービスの開発・運営を行なっています。
ー 様々なサービスを提供する背景を教えてください。
誰でも80点を瞬間的に取れる世界を作りたいと思っています。
私はもともと前職で、デジタルマーケティングのコンサルティングをしていました。成果へのコミットを第一に考え、お客様がKPI※4に定めるWebサイトの流入数増加やCVRの改善にどうすればコミットできるのか考え、様々な打ち手を提案していました。そんな毎日を送る中で、いつも同じ提案をしているなと気が付いたんです。Webサイトには、成果をあげる勝ちパターンが存在する。そのパターンさえ踏襲すればどの企業も、もっと成果をあげられるのではと思うようになりました。
ただ、たくさんの会社がある中、人力で提案して回れる数には限界があります。そこで、自分がいつも提案しているノウハウを、自動でお客様に提供できるシステムを作れないかと考えました。それによって、多くの企業に成果をあげるノウハウを届けられるようになります。高いコンサル料を払い、時間をかけて分析しなくてもサービスの導入だけで成果をあげられるようにしたいと思ったんです。
特に、中小・ベンチャー企業のWeb担当者のほとんどは、サイトを作ったはいいものの、何をどうすれば改善されるのか、打ち手に迷っています。大企業のように日々マーケティング施策の立案や効果のレポーティングをする専任の担当者を採用している会社は少なく、専門知識のない人が兼任することも珍しくありません。また、予算も限られており業務の代行をお願いできる状況でもありません。そんな人たちでも利用できる、安価で効果的なサービスがあれば、100点満点を取るのは難しくても、80点くらいなら瞬間的に取れる世界にできるのではと思っています。