ーこれまでの中で、特に印象に残ったお仕事は何ですか。
入社2年目に健康食品のECのお客様を担当したとき、成果を2倍にできたことです。別の広告代理店から引き継いだお客様だったのですが、引き継いだ当初は広告の効果が低迷している状態でした。
どこが良くないのか一つずつ確認し分析していったところ、広告配信の設計がよくないのではないかと考えました。設計がうまくいっていないと、目先のデザインや文言を変えても成果が出ないんです。そこで、自分の考えた改善案のすべてを注ぎ込んで、一から作り直しました。
その結果、同じ広告費で2倍の成果を出すことができました。この施策がうまくいったことをきっかけに、自分の考えや提案に自信を持つことができるようになりました。
取り組む過程で、成果を出すためにはお客様と一緒に取り組むことが大事だということも学びましたね。私たちは広告をどう配信したら成果が伸びるかのノウハウは持っていても、商品や競合相手の情報などは一から学ばないといけません。そこに関してはお客様の方が知識を持っているんです。
すべて任せてもらっているという責任感を持つことはもちろん重要ですが、お客様と一緒に創り上げていくという意識を持つことも大切だと思いました。そして、その意識をお客様にも持ってもらい、相談しながら進めるよう心掛けるようになりました。
ー仕事をするうえでのこだわりを教えてください。
常に謙虚でいることが大事だと思っています。運用型広告は、運用方法やメニュー、媒体などがめまぐるしく変わっていく業界です。結果が出ても満足せず、「自分はまだまだ」と思っていないと、アップデートの波に乗り遅れてしまいます。常に情報を取り入れるためにWebニュースをチェックしたり、新しいメニューなどは実際に使ってみるようにしています。
でも、嫌々やっているわけではないんですよ。単純に興味があるから、積極的に試したり学んだりして新しいことをキャッチアップする。研究をしていた時のように、新しいことを知るのを楽しんでいます。
ー乾さんは2018年上半期、社長賞を受賞されました。受賞時はどんな気持ちでしたか。
すごくうれしかったです。以前、新人賞の表彰があったとき、自分は表彰される人を見ている側でした。悔しい気持ちもあり、いつかは、ああいう舞台に立ちたいなと思っていたんです。それから半期ごとの表彰には、自分なりにやり切ったといえる状態で臨むようにしていました。なかなか憧れの舞台には届かなかったですけど、今回は、担当するお客様すべての成果を改善・向上させることができたという成果に加え、社内で自主的に勉強会を開催したり、週報などで欠かさず情報発信をしたりと、社内へ良い影響を与えることができた点を評価してもらえたんじゃないかと思っています。
表彰式にはサプライズで大阪の両親も来てくれて。一緒に働く仲間を見てもらえたのがよかったなと思います。
■サプライズゲストとして、大阪からご両親が来てくださいました。