デイサービス施設を全国展開するレコードブックのテレビCM初挑戦を支援 ~宮城県で放送、ウェブサイト流入数4.5倍&採用にも貢献~
地方を含む全国の志ある中堅・中小企業の成長支援をマーケティング領域で展開するソウルドアウト株式会社(本社:東京都文京区 代表取締役社長CEO兼CCO:荒波 修、以下「ソウルドアウト」)は、株式会社レコードブック(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:林 岳史、以下「レコードブック」)が、2023年12月から2024年1月にかけて宮城県でテレビCMを出稿し、成果を創出することができた好事例を公開します。
テレビCM放送の背景と目的
レコードブックは、機能訓練を中心とした「リハビリ型デイサービス」を全国に231店舗(※2024年10月時点)展開。うち8割がフランチャイズ店舗で、都市圏ではない地方エリアにも所在しています。
地方では集客に苦戦するエリアもあり、利用者増加につながる認知度向上が喫緊の課題である上に、デイサービス業界には以下のような課題がありました。
(1)「デイサービス業界特有の構造」を踏まえ、ケアマネジャーへの認知を向上させる
デイサービス施設の利用を検討している高齢者は、要介護・要支援認定を受けたあと、ケアマネジャーがケアプランを作成し、ケアプランに沿った介護サービスを受ける流れが一般的です。その際、施設への利用申し込みは、ケアマネジャーからの紹介経由がほとんどであるため、まずはケアマネジャーにレコードブックが知られていること、そして選択肢に入ることが大切だといえます。しかし、デイサービス施設はコンビニの数ほど多く存在しており、認知してもらうことも至難の業です。
(2)「デイサービスに対する一般的なイメージ」を払拭し、レコードブックならではの明るくポジティブな特長を届ける
利用を検討している高齢者自身が、デイサービスへの不安やネガティブイメージをおもちです。そのため、レコードブックならではの特長(明るくポジティブなイメージ)が伝わりづらい状況にあります。
(1)(2)を踏まえ、ケアマネジャーに対しての認知度向上はもちろん、利用者であるご高齢者、ご高齢者の家族への認知度向上と、ネガティブイメージの払拭するために、テレビCMの出稿を実施しました。
CM動画、および放送概要
レコードブックは「デイサービスらしくない」ということを、意外性のある表現で伝え、インパクトを残します。
ケアマネジャーが利用者や家族に薦めたいと思えること、利用者本人が抵抗なくポジティブな気持ちで通えること、家族にとっては安心して預けられることが大切であるため、ケアマネジャー、利用者、利用者の家族の三者の視点からテレビCMを制作しました。
「デイサービスらしくない」篇
・利用者ver:https://youtu.be/zhG_MwA-Ub4
・家族ver:https://youtu.be/PVlRLzuSnDg
・ケアマネジャーver:https://youtu.be/GffqmNEP_Yk
放送開始日:2023年12月25日(月)~2024年1月21日(日)
放送エリア:宮城県
本取り組みは、メディア投資によってスタートアップ企業の事業成長を支援する博報堂DYグループのサービス「AaaS for startup」の枠組みで行なわれました。今回はソウルドアウトと株式会社博報堂DYメディアパートナーズ、株式会社Hakuhodo DY ONE、株式会社博報堂プロダクツの4社が各社の得意領域を活かし、戦略立案から実行、改善までをワンストップで実施しました。
放送の効果
レコードブックでは、宮城県でのテレビCMの出稿によって圧倒的な認知を獲得し、想定していなかった波及効果を得ることもできました。
・圧倒的な認知を獲得:利用者や家族からの直接問い合わせが発生
ケアマネジャー、利用者、家族それぞれにポジティブなイメージが醸成されたことで、これまで注力していたケアマネジャーへの営業活動を減らすことができました。また、施設への利用申し込みは、ケアマネジャーからの紹介経由がほとんどだったのが、利用者や家族からの直接問い合わせが発生するようになりました。
・ウェブサイト流入数が大幅増加:平均4.5倍に増加
認知施策としてのテレビCMがいかに効果的であるか、一目見てわかる事例となりました。
・採用広報にも寄与:採用応募者がおよそ10名
普段はスタッフ募集に苦戦する仙台市の店舗に応募がありました。介護業界は、今後何十万人単位で人手不足に陥るといわれているほど深刻な状況のなか、地方での採用につながったことは大きな意味をもちます。
今後の展望
レコードブックは、「リハビリ型デイサービス」を全国に231店舗(※2024年10月時点)展開しています。うち8割がフランチャイズ店舗で地方エリアにも多く所在しており、今後はさらなる店舗拡大を計画しています。レコードブックをたくさんのお客様に届けるべく、各地域に合った施策展開を予定しています。
レコードブック 代表取締役社長 林 岳史様 コメント
私たちレコードブックは、介護を受ける方がもつ「デイサービス」への不安を取り除き、ポジティブな気持ちになれる場所でありたいと思い、事業を展開してまいりました。今後も、テレビCMなど既存の枠にとらわれずに新しい施策にチャレンジし、レコードブックの良さを伝える活動を続けてまいります。より多くの高齢者が、自分らしく生活し続けていただけるような社会を実現できればと考えています。
インタビュー
▸ソウルドアウト公式note
https://note.com/soldout_official/n/nf93ceb1b9cc2